萩原聖人さん出演『ART』を見ました

サラ・バーカーさんのワークショップが開催されたスタジオに行ったとき、
偶然にもそのスタジオで稽古されていたようでチラシを見つけました。

俳優としてはもちろん、ナレーションでも活躍されている
憧れの萩原聖人さんの演技が生で見られるチャンス!
すぐにチケットをとりました。

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ある日、マルクは15年来の親友であるセルジュに一枚の絵を見せられました。
セルジュが欲しくてたまらなかったというその絵は、マルクから見て白いキャンバスに何も描かれていないようでした。目を凝らしてみると、うっすらと対角線上に斜線が入っていました。白い斜線が。
マルクがセルジュに聞きました。「この絵はいくらで買ったんだ」
「200,000フランだ」セルジュの答えに驚いたマルク。

彼の行動に理解できず、その絵を「クソ」だ言うマルク。反論するセルジュ。
言い合ううちに、二人の共通の親友であるイヴァンが板挟みにされ、三人の関係はみるみるうちに険悪に。
ついには親友をやめるとまで言い出す始末。
そして…
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というストーリーです。

登場人物は三人のみ。
ひたすら繰り広げられる口論に、緊張した空気が張りつめていました。

個々の俳優の演技だけが舞台を作るのではなくて、
俳優自身と相手役との空気、その中に観客をインヴァイトする。

8月の短編映画撮影前に観劇しました。
撮影前にリアルな空気を体験することができ、非常に学ぶことができた時間でした。

セルジュ役須賀貴匡さんのキャラづくり、イヴァン役山崎裕太さんの長ゼリフの集中力もよかったですが、何よりマルク役萩原聖人さんの生の演技を見ることができたのは嬉しかったです。

そして素敵な生声に感激でした。

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