倉持一裕さんの「俳優のためアレクサンダーテクニーク」 短期ワークショップ 一日目
シンビアンでお世話になっている倉持さんが、アレクサンダーテクニークの講師資格をとられたとのことで、倉持さんによる初めてのアレクサンダーテクニークの名を冠したワークショップ。
今回は二日間の短期ワークショップでした。
まずは一日目。
これまで倉持さんのレクチャーにはたくさんの気づきをいただきましたが、今回はいきなりガツンとやられました。。
「アレクサンダーテクニークは正しい身体の使い方ではありません」
私は、アレクサンダーテクニークは体の自由な動きを取り戻すための方法だと思う一方で、心のどこかで正しいからだの使い方とも認識していました。
倉持さん曰く、正しい方法ととらえると常に自分自身の動きが正解かどうかにフォーカスが行ってしまい、そもそもの目的が変わってしまう。
身体を正しく使いたいからアレクサンダーテクニークを使うのではなくて、演技やパフォーマンスをする上でその手助けとなるのがアレクサンダーテクニークです、と。
確かにサラ・バーカーさんのワークショップで歩くワークをしたとき、私はレクチャーされたとおりに歩くということにフォーカスが向かっていて、何のために歩くかという目的を失っていました。
倉持さんはこの状態をアレクサンドロイドと読んでいるそうです(笑)
なるほど。
「あくまでアレクサンダーテクニークは、あなたをサポートしてくれる手段の一つであって、パフォーマンス中に使う/使わないの選択ができる」と。
選択するのは自分自身。
この考え方にたどり着けたのは大きいです。
アレクサンダーテクニークを正しいものとして認識していると、パフォーマンス中に、自分を評価する事にフォーカスが向き、パフォーマンスをする目的が失われてしまいますから。
倉持さん、今回もたくさんの気づきをありがとうございました!