今井雅之さん主演『THE WINDS OF GOD』を観ました

あらすじは公式サイトにて。

私にとって、とても思い入れのあるお芝居で、毎年欠かさず観に行っています。

このお芝居と出会っていなければ、今のようにナレーションのお仕事をしていることもなかったんだなぁと、毎年のように感じています。

この作品に出会ったのは、高校三年生の時。
高校最後の文化祭に、友人達とお芝居でもやろうということになりました。
作品選びの中でそのうちの一人が見つけてきたものでした。

今振り返ると、作品中に登場する若者と、当時の私たちの年齢は非常に近かった。
私たちはどんな思いでこの作品に向き合ったんだろうと、不思議に思います。

18歳なりに、特攻していく青年達の思いを考えることができたのか・・・

あまり良く覚えていませんが、今言えることは、
毎年この作品を観る度に、今の自分には少なからずこの作品に出会えたことが影響しているからということと、これからの自分を考えるきっかけをもらっていること。

そして何より、今井さんやこの作品に携わる全ての方々を通じて「生きる力」を
いただいていると言うことです。

寺川の出撃前夜、寺川を行かせたくないアニキ(岸田)は、
自分の愛する者のために決意を変えない寺川にこう言います。

「結婚して、ガキの一人でもつくって、男の夢追っかけて、
 力一杯生きていくのがオレたち若者の特権と違うのか?」

1995年制作の映画版のVHSを何度も巻き戻して台本を起こしていた私は
どんな思いでこの言葉を書いていたのでしょうか・・・

そして数十年後、その映画で寺川役で出演されていた樋口さんに
演技を習うことになろうとは、考えてもみませんでした。

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